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アジアの観光都市バンコク
空港から市内への電車はすでに無く、バスに乗る。 バンコク中心部まで1時間ほど。 遅い時間にもかかわらず車内はラッシュ並の混雑。 運賃はナント日本円で20エン程。 オドロキ。 今夜の宿を求めて安宿街カオサンロードへ向かう。すでに午前1時だというのに通りのレストランは観光客でごった返している。 ほとんどは欧米人の学生と思われる。 この夜は300エンの安宿に投宿した。 本場のタイ料理、さて味は... アジアの多くの街では屋台が出されているが、タイは特に多い。 熱帯地域は冬が存在しないため、1年中外で食事ができるためなのだろう。 市内いたる所に屋台や壁のないレストランが出されている。 タイ料理といえば辛いことで有名。 確かに辛いものはとてつもなく辛いが、そうでないものも多く、特に辛いものが苦手な人は麺類などがお勧めだ。 辛いか辛くないかの判断は見た目だけではできないので注意。 確実なのは観光客向けのレストランで洋食などを注文する事。 これなら辛くなさそうだと思って注文した野菜サラダになんと唐辛子が丸ごと、それも全体の1/4ほど入っていたのには参りました。 街に溢れるインチキ商売... ローマなども同じだが、特に観光地は犯罪または犯罪スレスレのインチキ商売が横行している。 一例を挙げると...ワット・アルンという有名な寺院に、日本の観光地でもよく見かける 写真撮影用のボード(人の絵の顔の部分に穴があいているヤツ)がおいてある。 いいものがあると早速写真を撮ると.....陰に隠れていた輩がおもむろに現れて使用料を請求される。 さらに寺院を上った見晴らしの良い所においてある望遠鏡も同じである。 うっかりおいてある望遠鏡をのぞいたら.....どこからともなく見た目の怪しいオトコが現れ料金を請求される。 これらは引っかかっても大した被害にはならないが、巧妙な手口で大金を失う事件が多発している。 またドラッグ密告事件なども有名な手口。 この街では、他人の無条件の親切などあり得ないのである。 日本の治安の良さを痛感する。 “戦場に架ける橋”クウェ−川鉄橋を訪れた。近くには戦争博物館があり、当時の日本軍の行為が詳しく展示されていた。 当時の日本政府がアジア侵略のため、軍の物資を輸送する目的で鉄道を建設するため連合軍の捕虜を強制労働させ、劣悪な環境で生活させて数千人を殺した記録が収められている。 それらの人々が眠る共同墓地では、その情景に涙が止まらなかった。 一緒のツアーで来たメンバーは、香港、アメリカ、スエーデンなどの人たち。日本人として本当に恥ずかしかった。日本政府がいくら歴史の事実を隠蔽工作しても、事実は事実として被害者及びその子孫の心に永久に刻まれる。 博物館の掲示板に書かれていたコメントが印象的だった。 サムイ島へ
バンコクより夜行バスに乗って10時間ほど。スラーターニーという港町へ到着。 目指すサムイ島はここからフェリーで1時間半程の南シナ海に浮かぶ比較的小さくのどかな島である。 熱帯雨林のジャングルと、遠浅で波の静かなビーチが特徴で、静かに時間を過ごしたい人向けの場所。 フェリーには島のコテージやホテルの人たちが乗っていて、パックパッカーや自由旅行をしている観光客と思しき乗客に声をかけていた。私に声をかけてきた女性は、そこを利用した日本人客が書いたと思われる、宿の素晴らしさが書かれた紙を持っていて、それを私に提示してきた。 宿泊する場所を事前に決めていなかった私は、誘いに応じてそこに滞在する事に決めた。 島に到着すると、船内の女性が車で宿まで乗せてくれた。 宿泊したところは島の中心の開けたビーチとは反対側の何もない静かなビーチ。 ただ何もしないで本などを読んで日がな一日過ごすのには申し分ない場所だった。 私はこの時点で日本から持ってきていた本はほとんど読んでしまっていた。 もっと持ってこなかった事を後悔させるほど、何もない静かな場所であった。 とにかく何もしない。遅い朝食を済ませると、後はビーチで昼寝か、絵はがきなどを書いて過ごす。 この上ない平穏な時間......もう日本へ帰っても社会復帰できないかもしれない...... なお、この島ではマリファナや大麻などが手に入り易いという話もあるが、旅行気分でうかつに手を出してはいけない事は言うまでもない。 国境の街ハジャイへ サムイ島で4泊ほどした。 マレー半島南下の旅は続いて、マレーシア国境に近いハジャイの町へ。 ここから国境までは車で30分ほどである。 タイもここまで来ると、街の風景は一変する。 街中には漢字の看板が溢れ、イスラムと思われる服装の女性が目立つようになった。 異文化圏が近い事を伺わせる。 しかし、多くのモールやデパートなども建ち並び、街だけを見れば日本の地方都市にいるような錯覚に襲われる。 ホテルの部屋で見たテレビ番組は、日本のドラマに中国語の吹き替え、その上マレー語とタイ語のWで字幕がつけられていた。 食文化も、もうタイ本来の物から遠く離れて、完全に中国とマレーが混在している雰囲気。 予算が許せば、ツバメの巣やフカヒレを食べてみたかった。 (マレーシアへ続く) |
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